
教式への入門にはいくつもの入口があります。
- 大阪府枚方市で「枚方いずみ会」の勉強会を不定期に開催しています。お近くの方は、どうぞご参加ください。

- 芦田先生のご著書を読む。
明治図書から「芦田恵之助 国語教育全集」が出ています。図書館で読めると思います。
- このホームページと、姉妹ホームページの「いずみ会のホームページ」に書かれていることを読んで、概略を勉強する。
まずは、「国語科指導の単純形態」から始めます。七変化の教式を勉強し、授業します。
慣れてきたら、「単純形態による作文の指導」に従って、子ども達への作文指導を行います。
1年生の4月の指導をどうするかは、「単純形態による入門期の取扱い」にあります。七変化の教式によらない授業です。
- 教式の授業を見る。
身近に教式の授業をされている方がいます。その方に授業を見せてもらい、お話を聞くことは大変勉強になります。
また、夏と冬の長期休業中に「国語教壇修養会」が開かれることがあります。いずみ会のページに案内が載ります。是非申し込んで、教式の授業を見てください。
- YouTube にあるビデオを見る。(授業の記録からどうぞ)
- 授業記録「筆録」を読む。 筆録のページをご覧ください。
- 自分で教式に従って授業をする。
これが一番良い勉強です。
そのとき大事なことは、我流で変更しない、とにかく続けてみる、ということです。
教式の中には、抜き差しならない様々な配慮が込められています。一度に全部はできないでも、すこしずつやってみることです。そうすると、子どもが少しずつ変わっていますし、先生も分かってきますので。
再現授業をする。
教壇筆録に載っている授業記録を、そのまま授業してみる方法です。
- 誰かに自分の授業を見てもらう。
自分の授業に足りない点を教えてもらうことも良い勉強です。
- 教式メーリングリストに参加する。(FreeML を使わせていただいていましたが、サービスが終了しましたので、使えなくなりました。)
芦田教式の入門講座を行います。
主に小学校の先生を想定して書いていますが、それ以外の先生も読んでいただくと国語の指導をやりやすくなり、子どもは学習が分かり易くなる授業を構築できると思います。
芦田先生のご授業は茫洋として難しかったそうで、それを鈴木佑治先生が国語科指導の単純形態としてより分かり易く説明されました。
ところが芦田先生にも鈴木先生にも一度もお会いしたことがない私どもは、この国語科指導の単純形態もなかなか難しい本になっています。そこで、国語科指導の単純形態を更に簡略にして説明していきたいと思います。
また、この「入門講座」は、この悲願に向かって、私が歩んできた道を表すことでもあります。おつきあいください。
悲願 : 皆読・皆書・皆話・皆綴
どの子も読め、どの子も書け、どの子も話せ、どの子も綴れる、こういう国語教育を学校で行っていかなければならない、これが芦田先生の悲願です。
「どの子」の中には、力の弱い子どもも含まれています。力の弱い子も机から乗り出すようにして授業を受ける、そういう授業を目指しています。力のある子も勿論そうです。
考えるが中心

この皆読・皆書・皆話・皆綴の中心にあるのが、考えるということです。考える子どもを育てたい。これも教式の悲願です。
力の弱い子にもできる喜びを味わえる学習を。
どの子も伸びたいと思っています。その気持ちが人一倍強いのが力の弱い子です。できるようになりたいと思っているのに、なかなかできない。それが力の弱い子です。
力の弱い子でもできる学習、できたという充実感を味わえる学習を考えなければなりません。それも国語の時間は毎日ありますので、毎日感じさせなければなりません。
力の弱い子には耳から。
力の弱い子どもに、読め、書け、話せ、綴れと言ってもすぐにできるものではありません。まず聞くことから始めます。そして自分の内面に目を向けさせ、学習意欲を高めます。これが学習の基本です。
友だちや先生が読む本を聞いて、読めるようになります。書くことを聞いて書けるようになります。話すことを聞いて話せるようになります。聞いて綴れるようになります。・・・ということです。
- 教式の特徴(七変化の教式)
- 国語科指導の単純形態
- 国語の指導でよく陥りやすい
- 子どもに分かり易い授業とは …… 単純化即具体化
- 立体的に読む
- 表(一)、表(二)の見方。
- 視写の効用
- 指導案を作るために(中心を中心にして流れを作る)
- 中心をおさえる
- 中心をおさえるために(全文視写、一段一語)
- 中心を中心にして流れを作る
- 一問で貫く
- 第一次指導、第二次指導、第三次指導、第四次指導ですること
- 第一次指導 概観
- 第二次指導 詳しく読む
- 第三次指導 形式の取扱い
- 第四次指導
- 作文の教式 (s-xxxx.html)
- 書かせること
- 書いたものは読んでやること
- 読んでやれば、良かった点を指摘してやること
- 入門期の指導 (n-xxxx.html)
- その他
- 板書3年鞭8年
- 教材研究ノートを作る。
自分用のノートを作ります。見本を作ってみました。
- 第132回 芦田恵之助先生の実践に学ぶ授業の会 資料
- 教式短信
教式についての話を葉書に書いて希望される方に配信しました。それをPDFにしたものです。
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