わかば

光村 3年 上

 教科書の名前が「わかば」。そのいわれになる詩がこれ。表紙をめくると載っている。

 短い詩なので、年度初めの忙しい時ではあるが、教室の小さな黒板に書いておきたい。まぁ、1週間も置いていたらいいだろう。というか、1週間後には違う詩を黒板には書きたい。

 「ぼくら」も「人間のわかば」。まぁ、ここが「わかば」の発想の中心だろう。

 樹木の若葉

 わかば(若葉)とは、春に枝から伸び出し、太陽の光を受け、養分を作り出し、枝や幹に送る、養分を最初に作り出すところ。それには太陽の光が必要。日の光を受けて光合成を行うのだ。古い葉より若い葉の方が養分をよく作る。元気がいいのだ。しかし、そんなことは3年生の子どもはまだ勉強していない。5年生の内容だから。しかし、何かの折りに聞き知っている子どももいるだろう。

 人の若葉

 なら、人間の若葉というどういうことだろう。日の光を受け、養分を作り出し、他へ送る。
 日の光は、親や縁者、そして学校の先生だろう。光とは愛。「天が」という言葉が気になる。
 他とは人間社会のことだ。

 指導について

 年度初めの最初の国語の時間。
 教科書を出させて、表紙の絵を見させて、何だろう。オオアリクイかな?なんて言いながら、「国語 三 上 わかば」に気づかせる。そしてこの教科書の題が「わかば」であると言う。

 表紙をめくらせて、右のページ「この本で学習するみなさんへ」の囲み記事を見させる。読んでやって記号の意味を知らせる。

 左に詩が載っているが飛ばして、目次のページに進む。
 4月が「きつつき」、5月が「イルカのねむり方」……というように、だいたいの指導時期を知らせる。
 ローマ字の勉強もする。パソコンのキーボードから文字を入力する勉強もする、という話も短くしておく。たくさん勉強があるよ。

   ここまでで8分

一、よむ  そして前のページに戻って、扉の詩の勉強。「国語 三 上 わかば」と再度あり、詩が載っている。
 「わかばを見ると」から始まる短い詩である。

 「昨日読んでみた人、手を挙げて」と言うことを忘れないこと。
 手を挙げた人には、よかったね。
 挙げなかった人には、忙しかったのかな?でも心配いらないよ。今から読んでもらいから、一緒にしっかり読むと大丈夫だからね。

 で、初めての国語の時間だから、順番読みのやり方を指定する。
 たいていは席順でいいと思うが、席替えをすると順番が変わってしまう。名簿順でもいいが、それもいまいち。まぁ、クラスで適当に決めてください。大事なのは指名読みではないということ。

 順番が決まったら、2人ほどに読ませます。
 読む人への注文。立って、本をこう持って、大きな声でゆっくり読んでください。
 聞く人への注文。座って、本をこう持って、何が書いてあるかよく考えながら読んでください。
 「では、おねがいします」

 読み終わったら、立って読んだ人に、ほめる言葉を忘れないように。最初だから、「大きな声で読んでください、と言ったら、大きな声でよんでくれましたね、よかったよ。」とでも。
 聞いていた人へも、ほめる言葉を忘れないように。最初だから、「脇目もせず、しっかり読めましたね」か「おしゃべりもせず・・・」ぐらいを言いますか。
5分
二、とく  で、題目「わかば」を板書。
 「わかば」というのは「若い葉」ということだね。
 この詩だと、何と何の若い葉?
   木と、人間の若葉         板書:木  人
 どちらにも共通することは?
   日の光を受けて育つこと     板書:日−   日の光とは書かずに「日」だけを書いて「日の光」のつもり。子どもにこれを慣らせる。
 木にとっての日とは?
   太陽
 人にとっての日とは?

で、答えればいいのだが。「誰だろうね」とか「何だろうね」とか言って、ここではおく。
8分
三、よむ  では、ノートを出してください。 1分
四、かく  とノートを出させて、使い方を少し説明し、さっそく教材「わかば」を全文視写させる。 5分
五、よむ  指黙読1回、指斉読2回。 1分
六、とく  語義・区分

 語義:「晴れ晴れ」かな?

 区分:2区分。「天が」空を後ろ。それより前を1くくり。後ろを1くくり。
 自分(ぼくら)のことを書いているのは、前、後ろどちら?
   板書:「ぼくら」を囲む
 前は、木の若葉を見て、ああ、気持ちがいいと思っていることが書いてあります。晴れ晴れした気持ちになるのね。

 後ろは誰のことが書いてある?
 ヒントになる言葉がある。(「ぼくらを見守って」に気づくかな?)

 よし頑張るぞ、という気持ちが表れているのは?
   ほんとは
   ……
10分
七、よむ  で、指斉読1回。
 明日は、次の「どきん」を勉強するよ。
1分

(時間はおおよその目安です。多少前後します)