きつつきの商売

 光村 3年上

一問で貫く

 教科書には

という単元で、音読するさせることが中心となる。
 では、音読だけさせていれば良いかというと、そうはいけないようです。教科書には更に、

とあります。5W1Hの始まりですね。
 では、これを授業の目標として始めるとどうでしょう。第1の「いつ……」というのは教科書に書いてあることですから、教科書にいつ、どこでが分かるように番号を付けて区画してやっておけば、取扱いは簡単です。ワークシートでも準備しておけば自力でできるでしょう。でも第2の「……どんなようす……」、力のある子にとっては簡単ですが、力の弱い子にとっては難しい問です。
 例えば、前半の野うさぎとぶなの音の部分で、「そのとき、まわりは、どんなようすでしょう。」と聞かれたらしょうでしょう。大人でも答えるのに困りませんか。

の文章から、まわりがどんな様子だったかを説明するには、想像力を大変働かせなければなりません。また、その想像した様子も子どもによって随分と変わってきます。それを教室で統一的に取り扱うと、言いっぱなしで散漫になってしまうか、誰かの感想で1つになってしまうか。
 でも、四分音符分の音を通して、良い時間が過ぎていったことは分かります。至福の時ですね。

  • 「きつつきの商売」、きつつきは何を売ったのかな?
    • 「音を売りました」。
  • それと(何を売りましたか)?
    • ………

ということですね。これが中心発問。一問で貫く、串刺し団子の串です。
 ぶなの音の場面では「(うんと長い)時間」ですね。きつつきは至福の時を売り、野うさぎは四分音符分の至福の時を100リルで買ったのです。100リルの価値は分かりませんが、野うさぎはそれ以上の良い買い物をしたのではないかと思います。しかもぶなの音の場面では、至福の時を買ったことがちゃんと文章上に書かれています。

 これらの言葉から分かりますし、「時間」という言葉まで載っています。
 後半の野ねずみと雨の音の場面では、「ずうっとずうっと、」という時間を表す言葉があります。

 これを第一次指導の「題目」で取り扱います。


以下は、テンプレートです。まだ記入していませんので無視しておいてください。


 第一次指導 全文の概観

一、よむ ○昨日、お家で読んでみた人。
・順番読み。7人。
12分
二、とく ○題目
◎ひびき
○手引き
三、よむ ・黙読 15分
四、かく
五、よむ ・指黙読1回。指斉読2回。
六、とく ○事実・区分
◎山
○余韻
七、よむ ・指斉読1回。

 第二次指導 第1時

一、よむ ○昨日、お家で読んでみた人。
・順番読み。7人。
12分
二、とく ○おさらい
◎承接
○手引き
三、よむ ・黙読 15分
四、かく
五、よむ ・指黙読1回。指斉読2回。
六、とく ○語義・区分
◎心
○余韻
七、よむ ・指斉読1回。

 第二次指導 第2時

一、よむ ○昨日、お家で読んでみた人。
・順番読み。7人。
12分
二、とく ○おさらい
◎承接
○手引き
三、よむ ・黙読 15分
四、かく
五、よむ ・指黙読1回。指斉読2回。
六、とく ○語義・区分
◎心
○余韻
七、よむ ・指斉読1回。