わたしと小鳥とすずと

光村 3年上

 有名な詩である。金子みすゞについて(WikiPedia)。左文章の「著作権について」を是非読んでおいて欲しい。青空文庫にも載っていないそうである。
 ということで作者が亡くなって50年以上経つが、ここでも全文掲載はしない。


 短い詩である。1時間で取り扱いたい。


、3連で作られている。

 第1連は私と小鳥とを比べている。
 私は鳥のように飛べないが、速く走れる。
 逆に、鳥は空を飛べるが、地面を速く走れない。

 第2連は、私と鈴とを比べている。
 私は綺麗な声では歌えないけれど、歌をたくさん知っている。(500編も詩を作っているというから、詩を歌えるという意味か)
 逆に、鈴はきれいな音が出るけれど、たくさんの歌を歌えない。

 第3連は、「みんなちがって、みんないい」である。


 教科書の手引きにもあるように、第1連と第2連は対句になっている。対連かな?



 第一次指導 全文の概観

一、よむ ○昨日、お家で読んでみた人。
・順番読み。全文を3回、3人で。
5分
二、とく ○題目:わたしと小鳥とすずと
 私というのは金子さんのことかな。
 私と小鳥と鈴を比べてみたのね。
◎ひびき
 そうすると、皆違っているところが分かった。
 そして、皆に共通するところがあった。
○手引き
 全文をノートに写しましょう。
 1行空いているところは1行空けて書いてください。
三、よむ ・黙読 15分
四、かく 全文視写
五、よむ ・指黙読1回。指斉読2回。
六、とく ○語義・区分
 地面:「じべた」と読ませている。

 第1連は、私と小鳥を比べたところ。   (板書:第1連をひとくくり)
 第2連は、私と鈴とを比べたところ。   (板書:第2連をひとくくり)

 比べると違いが見つかったというところ。(板書:前2連をひとくくり)
 私と小鳥の違いは?
  小鳥にできること、私にできること。
 私と鈴の違いは?
  鈴にできること、私にできること。
◎心
 では、私と、小鳥と、鈴の全部に共通するところは?同じところは?
 どこに書いてある?
   第3連。                 (板書:第3連をひとくくりする)
 第3連のどの言葉?
   みんなちがって、みんないい。    (板書:みんないい、を□で囲む)
 みんな良い。どこが良いの?
   飛べる、速く走れる、いい音、たくさんの歌
 それと?
○余韻
 違いは、よく目につきます。
 もう一つ、良いところって、どんなところでしょうね。
七、よむ ・指斉読1回。

 集団律が働く時期である。違っているところが良いことだと3年生の子どもに分かるだろうか。自律が始まる4年生だと分かる子どもも出てくるだろうが。どうだろう。
 そこで、この点は余韻として残しておくことにした。