みいつけた

光村 3年上

 短い詩である。1時間で取り扱いたい。


 3連の詩である。

 第1連は、6音+5音が4行繰り返されている。
 また、各行の最後の文字が「て」「て」「て」「る」となっている。

 第2連は、第1連のように音の数は同じになっていない。
 ただ、各行の最後の文字が「て」「て」「て」「み」となっている。

 前のページに載っていた「わたしと小鳥とすずと」も同じく3連の詩である。しかも前2連が4行ずつで、第3連が2行の詩になっている。ここも同じ。
 ただ、「わたしと小鳥とすずと」は、第1連と第2連が対句のようになっていたが、この詩ではそうなっていない。


 第1連。
 1行目、「ちいさいなみ」とある。小さい波とは何だろう、と考えた。
 大きな波は、海の波だろう。海の波といえば夏の海を思い出すだろうか。冬の海を思い出すだろうか。「つめたくて」とあるので、夏の海をとりたい。
 どこの波だろう。詩全体に出てくる物は、みな学校の教室で見ることができる物ばかりである。そうすると、教室の中にある波といえば、金魚かメダカを飼っている水槽、あるいは窓から見える観察池の波かな。それが「つめたくて」と言うのであるから、きっと水槽だろう。当番か何かで水替えをしたのだろう。それで「つめたくて」となったのではないか。

 2行目「ちいさいたね」。小さい種と言えばホウセンカの種を思い出す。ホウセンカの開花期は7月〜9月だそうで、種ができるのはその後なので、ちょうど1行目の水槽の水が冷たく感じられる頃と一致するのではないか。

 3行目「ちいさいくも」、「くも」は蜘蛛ではないだろう。雲であろう。
 秋晴れの良い天気の中にぽつんと浮かんでいる小さな雲を見つけたのである。

 4行目「ちいさいむし」。幼虫ではなく、成虫であろう。甲虫の仲間。体長 1mm 程度の昆虫を想像するが、さぁ、どうだろう。


 第2連。
 4行目の「あとは なんだかしらない ごみ」から、この連は、掃除当番で教室掃除をしてゴミを集めると、そのゴミの中に小さい物を見つけたというのであろう。
 掃除の時間はいつだろう。朝掃除、昼掃除、帰る前の掃除。学校によって違うだろう。朝掃除だと昨日のゴミ。昼掃除、下校前掃除だと今日のゴミ。今日のゴミととらえたいが。

 3行目の「いとくず」から、家庭科室を想像するのだが、どうだろう。
 裁縫の実習があって、実習後に掃除はしたのだろうが、まだ残っていたのだろう。裁縫の実習から作者を高学年児童を想像するのだが。
 もしかしたら普通教室かも知れない。誰かの服から糸くずが出てきたのかも知れない。その糸くずに、朝、その糸くずの持ち主だった子どもが家を出るときに物語があったりして、と想像をふくらませると楽しい。

 2行目の「すなのつぶ」、ズボンに付いて教室まで上がってきたのか。
 今日は良い天気だったので運動場でサッカーかドッジボールをしていて、服に泥がたくさん付いて、教室まで上がってきた。
 あるいは、上靴のまま土の上で鬼ごっこでもしたかな。先生に見つからずに楽しんだかな。

 1行目鉛筆の芯。よく光るのは濃い鉛筆。書写があったのかな?


 第3連。
 自分を振り返っている。


 第一次指導 全文の概観

一、よむ ○昨日、お家で読んでみた人。
・順番読み。7人。
12分
二、とく ○題目
◎ひびき
○手引き
三、よむ ・黙読 15分
四、かく 全文視写
五、よむ ・指黙読1回。指斉読2回。
六、とく ○語義・区分
◎心
○余韻
七、よむ ・指斉読1回。