話す言葉は同じでも

光村 4年上
 教科書では丸付き数字を使っていますが、インターネット上では機種依存文字になりますので (1) (2) (3) というように丸括弧で数字を囲んでいます。ご了承ください。


 この教材は、次のような点を考慮した上で、指導に入らなければなりません。特に、たかしくんとひとみさんの人間関係を想定することが大事です。その上で、読み取っていかなければなりません。

  1. 今日、はじめて二十五メートル泳げたよ。
  2. 音楽室に、ノートをおきわすれていたよ。
  3. そんなことないよ

 更に、下記「別案」にあるような「劇化」を考えると、指導時間を考慮しなければなりません。3つの場面がありますが、各場面に最低で1時間の指導時間がかかります。

 逆に、この教材は問題提示だけに済ませるのであれば、1時間で終わらせることもできます。

 学級の状態等で考えることです。

案1

 ここでは、1時間で済ませる案を書きます。

区画(4)

  1. (1) の場面:泳げたよ←→よかったね。
  2. (2) の場面:おきわすれていたよ←→ありがとう。ごめんなさい。
  3. (3) の場面:まちがっていたかな。←→そんなことないよ。
  4. まとめの文章

中心

 同じでもちがう

一、よむ ○昨日、お家で読んでみた人。
・順番読み。7人。
8分
二、とく ○題目:話す言葉は同じ
      でも
◎ひびき
 ・でも、何?
  板書:ちがい
 ・何が違うの?
  板書:受け取り方
 ・それで、受け取った方は、どうなるの?
  板書:
   きずつけたり
   おこらせたり
   うれしくなったり
   ほっとしたり
 ・何が違ったから、受け取り方が違ったの?
  顔の向き、顔つき、声の調子、間の取り方
○手引き
 ・1は、たかしくんの何が違った。
 ・2は、ひとみさんの何が違った。
 ・3は、たかしくんの何がちがった。
8分
三、よむ ・黙読 10分
四、かく  話す言葉は同じ
  でも

(1) 返事(顔の向き)
(2) 顔つき、声の調子
(3) 間
(4) 受け止め方は
  ちがい ます。

 きずつけたり、
 おこらせたりした体験
 うれしくなったり、
 ほっとしたりした体験
五、よむ ・指黙読1回。指斉読2回。 1分
六、とく ○事実・区分
◎山
 ・きずつけたり、怒らせるには、どうする?
 ・うれしくなったり、ほっとさせるには、どうする?
○余韻
15分
七、よむ ・指斉読1回。  

別案

一、よむ 4区画( (1) (2) (3) と最後のまとめ )
役割り読み
計10人を2回
もっとすっきりでよかった。
二、とく ○題目
◎ひびき (絵を見て違いを探す)
○手引き (4区画目の最初の一文)
   
三、よむ ・黙読 (休み時間に入ったので中断。その間に対話文も板書)
四、かく ・子供達は手引きのところを書く。
五、よむ ・指黙読1回。指斉読。    
六、とく ○語義 顔の向き、声の調子、受け止め方
 区分 話し手と聞き手
◎心 同じでもちがう。話し手の何が違うからか。顔に向きは→(1)、声の調子は→(2)、間の取り方→(3)
 その違いはどこから出てきたのか。(話し手の気持ち)
 <応用>ということで、各班ごとに(1)(2)(3)から選んでコントをしてもらう。 6班の内4班で時間切れ。

○余韻
    (表現するということは、役者になるということです。これは、訓練が必要です。ですから、生活の中での経験を話させるということの方が有効でしょう。)

 4区画目を全文書かせればそこにも触れられると思います。
七、よむ (1)喜びの共感とお義理の反応
(2)親切な気持ちとと面倒をかけてという気持ち
(3)間をいたときと置かなかったとき(反応の違いを意識して)
という読み方を行いました。
   

授業後の考察

  1. この教材は、言葉の持っている働きに気づかせることが大事です。
  2. 2教科書には友達と演技してみましょうとなっています。
    すなわち、コントをしようということです。

今回の授業からの結論